裏話とか開示しなかった設定とかそういう色々
一応ネタバレがあるので、未通過の人は気をつけてね
【シナリオ】
「シナリオヒロインを闇堕ちさせてラスボスにしたい!」というのがキャンペーン作成の切っ掛け。そこからシナリオヒロインの人格とか、闇堕ちさせるためのルート作りから始め、自分の好きな要素を盛り込んで出来上がり。
“賢者の石”を使ったのは「願いを叶える」というそこそこ大層な事を起こせそうだったから。あとは鉱物としての輝きを星に準えたりできるなあ、とか。データとして運用していた「銀なる石」は元々公式リプレイに基づくトレイルアイテムというものだが、まあ毎度毎度クリティカル値下げるのは芸が無いので採用。別に“賢者の石”で効果が違っても違和感は無いのでヨシ。
今回で回すのは3回目になるが、やはりPLやPCが違えば違った味が出るので面白い。細部(一部NPCや各話のシーン構成など)は変更しているが、大筋は変えていない。一番大きな変更はエネミーとなったNPCの過去話パートを増やしたくらいだろうか。シーン数稼げるし、何より願いを叶えるアイテムを扱う都合上人格にある程度フォーカスを当てた話にはなるのでやっといて良かった。
各話のトレーラーは及川の独白。それっぽい文章を書くのが苦手なので、こういう語り口だとやりやすくて助かるし、最終話の前フリになる。
キャンペーン:Starsというタイトルの由来だが、及川から見たPC達を星に例えたり、“賢者の石”の事を指していたり、ダブルクロスのロゴ(XXみたいなヤツ)を星に見立てたりしている。モチーフや風景としての宇宙や星が好き。
[1話]
シンプルに導入の話。NPCを1回は顔出しするノルマが若干キツかった。五木と天海は片やFHで片や正体を隠したオーヴァードだし。正直卓前に全員出さずに後から出すNPCが居ても良かったかもな〜思う。
土浦は他のボスエネミー達と比べて意図的に弱く作っている。というのもオーヴァードになりたてで戦闘経験が皆無で、さらには頭も良い訳ではないのでレネゲイドの上手い扱い方も分かっていない。
ちなみにタイトルの「Let stars lit」は文法的には誤りで、正しく表記するなら「Let stars light」。この辺は語感重視。意味合い的には「星に光を灯せ」みたいな感じ。物語の始まりっぽい感じにしたかった。
[2話]
2話の目的はPC1(琉河)と及川をつつきながら最終話で天海が救助するための接点を作る、というもの。なので本筋としてはそんなに進めていない。まあ箸休めみたいな回があっても良いと思う。
元々弱い者が力を求めて“賢者の石”に手を出す、という構図とか友人に対してコンプレックスを抱いている、辺りは五木と及川の共通項で、最終話のちょっとした前フリでもある。と言っても実際の性格は結構別物だし、1話空くのでそう働いてくれるかは怪しいが。
シナリオ構成やエネミービルドを大幅に変更している。一番本筋から外れた話=一番改造しやすい話でもあるので。
五木が逃げる場面はもうちょい何とかなったかもと思う。あの辺は少し強引だった。
タイトルに使われているIsostasyは日本語に訳すと「地学均衡説」で、地殻の浮力と岩盤の荷重が釣り合っている、というもの。メタ的にはIsolation(隔離、孤立)と合わせて「出来損ないの自分と優秀な天海は釣り合っていないのでは」という五木の孤独感を指している。別の自作シナリオである『I deal, my idea』もそうだが、こういう似た単語の繰り返しが好き。
[3話]
話を大きく進める回。ここで墨染を殺し、黒幕が榎本であると(PLに)示し、及川を闇堕ちさせる。やる事が結構いっぱいあるし、支部長が死ぬという大きなイベントを起こすので毎回緊張する。セッション二日前くらいからNPC死ぬの大丈夫かな……いやまあ大丈夫やろ……いややっぱ大丈夫かな……そもそも上手くやれるか心配になってきたな……ってなる。
実は墨染をエネミーに据えたのは今回が初めて。水無月の遺産が生贄を求めているらしいなぁほな提供するかぁせっかく能力とかシンドロームの設定したしなぁと思って。
クライマックス戦闘の階崎のHPの最大値は500なのだが、現在値は《ヴァイタルアップ》込みで300になっている。これは墨染と“スペクター”がHPを200点削っているため。他にも色んな回数制限のリソースを削っている。なんと、ステータスを隠しているのでPLからは分からない完全自己満足設定。
タイトルはそのまま及川を指している。星に憧れた人、どうしても手を伸ばしてしまう人。
[最終話]
黒幕である榎本をブン殴り、及川もブン殴って正気に戻させる。実はやる事がそんなに多くない(情報もNPCがペラペラ喋るため)のでシーン数は4つくらいしかない。
この時の及川の人格は結構めちゃめちゃで、(“賢者の石”の侵蝕を受け、自身のトラウマが増長された)ジャームとしての人格と元来の人格が混じりあっている。ロイスを保ちながらもジャームとしての衝動に呑まれており、「自分の願いを叶えたいけど皆も大事」「どうしても思考や行動がジャームとしての人格に引っ張られてしまうし、それの大元は自分自身の願いなので強烈な自己嫌悪を抱いている」という支離滅裂な状態。
PC達が敗北する、あるいは榎本の計画を受け入れた場合、後悔と孤独に身を焼かれながら及川の人格が完全にジャームの人格に上塗りされ、精神的な死を迎える。でもそれ以外の皆は幸福を感じながら過ごすと思います。それがいつまで続くかは不明。少なくとも永遠ではないし、高い濃度のレネゲイドに晒されっぱなしの状態なので最終的には良くてオーヴァード化、大体の人間はジャーム化するか死ぬかになると思われる。
榎本が「愚者の契約」をPC達に使用する設計や、“賢者の石”を実質的な置物にしてほぼ及川とのタイマン設計にするのを思いついたのはセッションやる前日とかくらい。個人的には結構気に入っている。
NPCの名前は太陽系の惑星を捩ったりしている。「銀なる石」も同様の名前を冠しているが、NPCの名前と使用する「銀なる石」の種別は対応関係になかったりする。ビルドよりも先に名前決めちゃったので……。
[及川千秋]
シナリオヒロイン兼ラスボス。やりたい事がヒロイン闇堕ちラスボス化である以上、人格は割と練った。妥協や割り切りができず、善性を拗らせた人が闇堕ちすると思っていると思っているのでああいうタイプになった。
基本的には明るく振る舞うが、性根はかなりネガティブでコンプレックスと自己嫌悪が凄い。メサイアコンプレックスとか、サバイバーズギルトと呼ばれるアレ。幼少期のトラウマをずっと引き摺っている。その辺のアレコレは本人の理性で歯止めをかけていたが、墨染の死亡と榎本の《蝕む声》によってブレーキが破壊された結果、暴走。
キャンペーン終了後も解消した訳ではないが、自分の嫌いな部分を受け入れてくれたり自分の我儘にも付き合ってくれる人が居るのでこの先で苦しむ事があっても何とかしていくんだと思います。相当根深いトラウマなので払拭するのはかなり難しいが、乗り越えなくとも何とかやり過ごしていく形で心の傷と付き合っていくと思います。多分。
エンジェルハィロゥ/モルフェウス。五感が鋭敏なのと物体の記憶を読み取る能力。《水晶の眼》とか《サイコメトリー》辺り。エネミーの時は結晶の生成を主として戦っている。コンボ名は琉河意識。かなり直球だが、あの状態の及川は色々吹っ切れているのでまあそんくらいの名称でも良いか、という判断。PC達には見えないし。
ちなみに、セーラー服を着ているのは制服に憧れがあったから。他にもやりたい事はいっぱいあるらしい。名前は地球→ちきゅう→千+及→千秋+及川。原型ほぼ無い。コードネームは星関係の言葉から取った。アストロラーベは星を観測する際に使う道具だし、占星術は星を見るものなので丁度いいだろう、という具合。
[土浦晟矢]
1話ボス兼気の良い友人枠。性格的にも喋らせやすかったし、2話以降はわだかまりとか何にもないので清涼剤。本当はもっとバカっぽい性格だったが、学生PCがまあ、アレだったんで結構常識人の枠に収まった。
“賢者の石”という超絶怪しいものに手を出すくらいにはサッカーに対して未練があった。一応足は治ったので復帰できない事も無いが、経緯の説明やら試合中に能力をセーブするとかその辺も込みで復帰しない事にした。上手く良くも悪くも深く考えない性格なので、オーヴァードになったことも大して気にしていないし、命の危険がある事が分かっていても「友人のため」の一点だけで戦える。
キュマイラ/エグザイル。シンプルな肉体増強系で、蹴りを主体としている。別にやろうと思えば拳も使えるが、なんか馴染まないらしい。短期間で能力をコントロールしているのでオーヴァードとしては天才寄りの人。最終話では殿も務めている。キャンペーン後のUGNイリーガル活動はほどほどにやっているらしい。多分先生とか、琉河が困ってたら手を貸してくれるだろう。
名前は土星から捩った。実は元々は「土内 矢稔」(どない・やねん)という名前だったが、顰蹙をめちゃめちゃ買ったので改名。関西弁要素は「~せぇや」→「せいや」で薄っすら残している。なお、バリバリの東京生まれ東京育ち。そういえば土浦のコードネームどうなったんだろ。
[墨染真理]
支部長。死亡済み。話を進めるナビゲーター的役割もあった。及川を闇堕ちさせるために大きなイベントを起こす必要があったので犠牲になってもらった。当初は一般エージェントの学生だったりしたが、支部の人間が死ぬと支部長とかが責任感じたりするよなぁとか、大人PCが来る可能性ある中で学生NPC死ぬとその辺気にしちゃうかもなぁとか、その辺の都合で支部長NPCになった。
支部長になる前は教官とかやってたりしてた。未来を担う子ども達を守らなくてはならないという意識が強く、教育に力を入れているのもその辺り。ワーカーホリック気質。
水無月も言及していたが、及川を庇って死ねたのは本望だと思う。(階崎によるものとはいえ)ジャーム化して敵となってしまった事や、水無月に背負わせてしまう形になった事は心残りかもしれない。
エグザイル/ソラリス。毒性の墨のような液体を操る。デバフ主体なので、安城が居ない事は支部長が毒掛けて水無月がずっと耐久する立ち回りとかだったのかもしれない。どくまもポリ2とかあの辺。ダイス関係のデバフもイメージとしてはあったが……PC視点だとチャパレが崩れたりするから面倒な上にみみっちいので……。
名前は水星→マーキュリー→マリ→真理。苗字は墨が入る名前使いたいな〜とか、「みず」の捩りとかそんなんだった気がする。名前から能力決めたタイプ。コードネームの水蠍(アクアレス)はそのまんま毒性の水を操るからアンタレス+アクア。
[五木芽衣]
2話ボス。2話以降は水無月にOPやEDで絡むNPCとしても出したりした。水無月に絡むNPCという括りでは墨染も該当するが、3話で死亡するのと上司なので仕事の話ばっかになりそうという点で差別化できている。多分。前回の同ポジションのNPCは掘り下げをほとんどしなかった。戦闘直前にちょっと話すくらいで、それ以降はフェードアウト。……だったのだが、何か思ったよりもPCから突かれたりしたので「割と掘り下げても良いな」と思い、今回のような形になった。
幼馴染である天海にコンプレックスを抱いており、そこから過度な承認欲求を持つように。問題行動を起こしていたり、FHで活動していたのも「誰かから認められたい」という願望によるもの。実家は太いが、家族関係があまり良くない。問題行動を起こすようになった辺りで両親から見限られたが、キャンペーン後は形はどうあれ五木の中でケジメは付けたと思う。UGNの手伝いは結構積極的にやってる。口に出しはしないが、水無月には結構恩を感じている。
ちなみに顔のペイントは道化師イメージ。
エンジェルハィロゥ/バロール。光や重力を操作する。“賢者の石”補助無しだと大した出力は出ない凡人……という設定だったが、なんかダイスは上振れていた。なんでや。
名前は冥王星から。「コンプレックスを抱く凡人」というキャラクター性なので、惑星から準惑星に分類が変更されたヤツから取ってきた。苗字は芽衣→May→五月→五木の連想ゲーム方式。コードネームの“ハレーション”は設定的には光を操作するからで、メタ的には天海という強い光を見てしまう五木を指している。
[天海シジマ]
最終話におけるナビゲーターNPC。墨染が死に、シナリオ進行をできるヤツが居ないので生やさざるを得なかった。前回では別シナリオのNPCを一時的に出していたが、普通に切り分けとこ……と思って“スペクター”と共に新しく作った。
正しく「天才」というタイプ。文武両道な上にオーヴァードとしてもクソ強い。なのだが、五木が自分を避けていることを寂しく思っているし、割と衝動的に行動する。UGNやFHから警戒されるオーヴァードであろうと、周りから持て囃されるような才覚を持っていようと、メンタルは普通の女子高生である。ちなみにコンピューターゲームがド下手。五木と同じ色のインナーカラーをしたり、ピアスが五木の顔にあるペイントと同じだったりと、まあ色々拗らせている。
“スペクター”と出会ったのは本当に偶然。オーヴァードとして覚醒したのは中学とかそこら辺なのだが、面倒事に巻き込まれるのが嫌なので“スペクター”と出会って正体を隠せるようになるまでオーヴァードとしての活動はほとんどしていなかった。“賢者の石”の情報が出回ったりしてUGNとFHの争いが激しくなっていく所で本格的に活動開始。とりあえず両方ボコボコにして一般生徒への飛び火を軽減しようとしつつ、色々と情報収集をしていた。と言っても情報収集はほとんど成果を上げられなかった。流石にそこはただの個人だし。
ピュアバロール。シンプルな引力/斥力操作だが、出力がべらぼうに高いタイプ。なお、戦闘スタイルは高い出力をひたすら振り回すのみ。初期案では天候操作の能力だったが、いくらなんでも派手過ぎてNPCとしては取り扱いにくいと感じたので没に。
名前は天王星+海王星。“スペクター”とニコイチなので惑星が2つ入っている。また、平穏を望んでいるので静寂(しじま)。ちなみに下の名前は詩島と書く。オーヴァード関係の組織に所属していないのでコードネームは無い。
[“スペクター”]
主な役割は天海と同じ。最終話ナビゲーターという役割だけなら彼(?)のみでこなせるが、五木周りの設定と兼任させるために天海も作った。
気の抜けた喋り方をするお気楽系レネビ。彼も彼で南雲高校の事は気に入っており、UGNとFHがドンパチやったりするの嫌だな〜とは思っているので天海の思想とは噛み合っている。なお、天海には絶対に勝てないのでこき使われてる。
南雲高校にある“賢者の石”から榎本の接触が原因で突然変異的に生まれ、自我を確立した存在。大元の“賢者の石”から異物と判断されて弾かれ、そのままフラフラ彷徨っていた所を天海に捕まった。
ウロボロス/オルクス。“賢者の石”が持つ認識操作能力はグレードダウンしており、外面を置き換える「偽装」の能力になっている。あとはウロボロス特有の影操作。
幽霊のように神出鬼没だから“スペクター”と呼称されるようになった……という設定。天海から名付けられてもいなかったのでそのまま定着。
[階崎那由多]
3話ボス。途中までレネゲイド関係の情報を提供してくれる存在でもある。人格役割共に、前回からほぼ未変更。
「欲望」に恐怖しており、レネゲイドの力によってそれを消し去る事を目的としている。食欲やら生存欲やらも纏めて消し去るつもりなので、目的の完遂=人類滅亡。スケールがデカい。なぜそのような野望を抱くようになったかと言うと……特に決めてない。単にジャームになったからそういう理屈を本人の中で決めたのかもしれないし、周りの人間を見てそう思った事がジャーム化によって暴走したのかもしれない。ちなみにジャームにはかなり前からなっている。自身の能力で計器を騙し、正常であるかのように見せかけていた。
他のボスが欲望に取り憑かれたりするので、それを否定する存在をボスとして置いた。榎本と及川をトゥルーエンドのラスボスとして見るならノーマルエンドのラスボスのような位置づけとしている。
オルクス/ソラリス。分かりやすいバフデバフ型。能力が「規模の増大/減少」と概念系な上に応用が効きまくるのでバカ強いが、燃費が悪い。能力全てに回数制限が付いている、みたいな感じ。攻撃をバフしたり、PCにデバフを吹っかけてくる辺りエネミーとしては一番ダルいタイプ。
名前は数値を弄るような能力なので原初のコンピューターである「階差機関」+単位の「那由多」から。仏教と数字関連の語をモチーフとしている。コードネームの“式無辺”は識無辺処から取っているし、コンボ名も六根清浄とかその辺。
[榎本誠]
黒幕。かなり前から南雲高校の教師として潜り込んでおり、計画を練ったり“賢者の石”を削り出していたりしていた。
オーヴァードとして覚醒したのは高校生時代であり、その際に友人も巻き込まれている。彼としては友人を助けたかったのだが、その努力虚しく友人はジャーム化し、死亡している。それを切っ掛けとしてジャームとなり、以後はFHエージェントとして活動。イメージ的には覚醒シナリオでバッドエンドになったPC1。特定のセルには所属していない。FHに“賢者の石”の情報を流し、学校内には「願いが叶う石」の噂を流す事で“賢者の石”の適合者を探していた。
彼としては「生徒達、ひいては皆のため」と主張しているが、実際は生徒達に過去の自分を投影し喪失を埋めようとする亡霊のようなもの。どこまで行っても自分本位なジャームなので“賢者の石”を与えた結果暴走しようが構わないし、3話の及川のような状態の人を極端な方に走らせたりしている。
ウロボロス/オルクス。“賢者の石”由来の存在は全て同じシンドローム構成となっている。もしかしたら榎本の本来のシンドロームは別であったかもしれない。認識を歪める能力を持っており、これを使用して潜伏したり生徒達を唆していた。本人は教師を名乗っているのでバフ系のエフェクトを用いるが、自分一人になったら周りからエフェクトを《能力強奪》で容赦なく取り立てる。
戦闘時の「愚者の契約」はメリット効果とデメリット効果を同時に与えるものになっているが、エネミーのHPなどの調整は断る想定で行っていた。データ的な面で見るならデメリットはそうでもないのだが、心理的な面で見た時のデメリットを重くするようにしている。アイデンティティの喪失(行動値0)とか、信条に背くような効果(強制フレンドリーファイア)とか。琉河に関してはメリットがデメリットを兼ねている(Dロイス取得にはロイス枠を1つ使うため)が、その分心理的な作用を大きいものにした。及川に対するスタンスの表明にもなるし。
火星→かせい→夏+誠→榎+誠が由来。これもほぼ原型が無い。コードネームは現在での北極星、つまり「生徒達を導く存在である」という彼の傲慢の表れ。
[“賢者の石”]
NPCっていうか、オブジェクトというか……まあ他に書く所も無いのでここに。これ特有の性質が幾つかあるので、なんか固有名詞付ければ良かったかもなと思う。
その由来は宇宙から飛来してきた隕石。宇宙由来のレネゲイドがどうのこうの、みたいな話は公式リプレイでも幾らかやっているのでまあ良いかって感じ。というか元々は公式リプレイの設定を引っ張ってきていた。今回は読んでる人が居ないので半ば没というか触れない形にしたが。
非常に薄弱な意志のようなものがある。と言っても「願われたものを実現する」という至極単純な入力−出力のプロセスでしかなく、そこに善悪の判断などは無い。当然と言えば当然だが、知性が無いので実現不能だったり複雑ないしは漠然とした願いは叶えてくれない、というより叶えられない。崇められていた時代も財を生むとかそういうのが精々だっただろう。
榎本が接触するまではそんなもんだったし、そもそも忘れられて放置状態だったので特に害は無かった。榎本が接触してからは性質が変わり、「認識を歪める」能力を獲得。榎本の意識が混じり合って強引な願いの叶え方をするようになった。
ウロボロス/オルクス。ウロボロスの学習能力で願いを読み取り、オルクスの因子を用いるなどして叶える……というシステム。レネゲイドが世界に広まってからは周囲のレネゲイドを吸収して力を蓄えていた。
エネミーとして出し続けていた結晶体たちも“賢者の石”の一部が変化したもの。構造的には“スペクター”っぽい感じ。自律行動はできないので何にも無ければ襲いかかったりはしない。最終話のOPで何もせず彷徨いていたのも特に命令を受けていなかったから。それぞれのビルド方針としては“ファージ”→ダメージを出さないバフデバフ系、“ケモノ”→高火力範囲攻撃、“ヒトガタ”→単体装甲無視攻撃、という具合。
【PC】
[琉河流星]
“賢者の石”を出すのは大元から決定していたので、Dロイスが「愚者の黄金」になった時は内心めちゃめちゃ手叩いて喜んでた。そういう噛み合いとか凄い好き。
及川はPC1に対して(余程の事が無ければ)好意的な感情を抱くようにシナリオ側から仕向けているので、ああなったのは全くの偶然ではないけど文脈とか色々拾いやすくて助かるな〜と思ってたし、やっぱボーイミーツガールが好き。及川は真面目な癖に子供っぽい所が結構あるので、性格面でも噛み合いは良かったと思う。訓練に誘ってくれたのこっちからアプローチする手間省けた〜嬉し〜って思ってた。
戦闘面だとデケェ火力を叩き込んで派手な絵面を提供してくれるがPC1っぽくて良かった。最終話とか真っ向勝負の殴り合いにしたかったし。
[安城丈二]
なんだかんだ平常運転である事が大半だったので一番の癒しまである。最終話での窓ガラス全損演出好き。UGN的には超迷惑かもしれんけど……。
ぶっちゃけるとシナリオ側から見た時のPC2の一番の盛り上がりは1話クライマックスなので割とそれ以降が不安だったが、2話以降も芯の通ったロールプレイをしてくれて安心した。この辺はPLの上手さッスねぇ〜と思っている。
《スピードスター》、単純な強さ以上に行動値バカ高くなって見た目が面白いので好き。ていうかクライマックスでは《スピードスター》抜きでも普通に火力を出していたし、流石に最速なので取り巻きワンパンとか含めて見た目以上に貢献している。
[水無月ミナト]
生徒達を守る先生というポジションでコレコレェ!と思った。いわゆる支部長枠というか、他のPC達を見守る立場のPCは居ると嬉しい(そういう意図で作ったハンドアウトではあるけど)。バランサー的なアレもあるし。
墨染が死ぬ展開の都合上、一番喪失感のあるハンドアウトだと思うのでエンディングで赤倉にそういう感情を吐露できたのは良かったな〜と思う。今にして思えば、UGNとしての同僚は裏切るわ支部長は死ぬわ先生としての同僚は黒幕だわでかなり散々な立ち位置かも……。
耐久はホントに硬かった。装甲30近くのHP100前後は流石に削り切るのにアレコレ要る。まだガード値で耐久盛れる余地があるのでホンマに怖い。カバーリングはロイス保護でめちゃめちゃ貢献してる。あと邪毒取った時、支部長と同じだし対支部長でも強いじゃ〜んと嬉しくなっていた。
【その他】
シナリオの元ネタはまあ、色々混じっていると思う。明確にこれ、というのを挙げるならペルソナ5や公式リプレイの「リプレイ:デザイア」。
BGMは主にペルソナ5。現代ものRPGだからとても使いやすくて……。戦闘周りでOMORIやMAD RAT DEADのサントラを使用。
自分はPCだといわゆる光属性寄りを作る事が多いが、ふと「自分の思想をある程度実現できるくらいの力があるから良いけど、全然戦闘とかできなかったら結構メンタルに来そうだな」と思ったのが及川の人格が出来上がる切っ掛けだったりする。
(ちゃんと実行できているかはともかく)なるべく事故要因を減らそうとは考えている。支部壊滅+NPCの死亡、という展開をやる上でシナリオブレイクしないようにPCを外での対処に出させていたり、PLが過度な責任感を持たないように+他者から追及されるのを避けるためにNPCを支部長に据えたり死亡するNPCを支部長にしたりとか。ぶっちゃけ杞憂かもしれないが、自分がその辺に関してそこそこビビリなので……。
大筋は固定だが及川の顛末とか、土浦や五木含むエネミー達の扱いがどうなってもある程度は問題無いようにはしている。及川の暴走は過去のトラウマが根本の原因なのでシナリオ中の出来事は切っ掛けでしかないし、他のエネミーも担当の戦闘が終われば物語上必須の役割も無くなるので最悪死んでも何とかなる。まあ階崎と榎本に関しては最初からジャームなのでそもそもどうしようもないけど。
【自演Q&A】
自分で作った質問に自分で答える事で色々消化するターン。
Q.各NPCの身長・体重を教えてください
A.大雑把ですが以下の通り。
[及川]
150cm前半、痩せ気味
平均より少し小さめ+痩せ気味という印象。過去のトラウマでちゃんとした睡眠が取れていなかったり(今はかなりマシになった)、元々食事量が少なめなのが原因。なお、甘いものは別腹らしい。
[土浦]
170cm後半、少し重い
身長はちょっと高め。体重はサッカーやらなくなってきてからちょっと増えた。あくまで激しい運動ができないだけなのでランニングとかはしてる。
[墨染]
160cm後半、平均的
割と健康を意識している。栄養バランスを気にしているし、ジョギングとかにも励んでいる。でもマジで忙しいので睡眠不足気味。
[五木]
150cm前後、少し痩せ
結構小さい。その辺はちゃんとしてる家庭だったので生活習慣は良い方で、単に家系とかそういう要因によるもの。
[天海]
170cm前半、平均的
NPCの中で最も健康的。実家がかなり太く、そういう方面にまでよく気を使える両親だった。部活には入っていないが、個人的にスポーツやったり助っ人やったりで運動は結構している。
[“スペクター”]
可変
本体は小さい“賢者の石”であり、ローブや実体のある影はあくまでコミュニケーションのための媒体なのでどうとでもなる。睡眠の必要も無い。
[階崎]
165cm前後、痩せ
NPCの中で最も不健康。研究のために食事を抜く事も珍しくなく、睡眠時間も短い。良くない痩せ方をしている。
[榎本]
170cm前半、平均的
“賢者の石”と同化しており、その時の肉体で固定されている。食事も睡眠も不要。シナリオ中も言ったが既に人間ではなく、“賢者の石”の力で肉体を再現しているだけ。オリジナルの肉体は同化の際に消滅。もし及川も完全に同化していたらそうなってた。
Q.榎本が“賢者の石”と同化したのはいつ?
A.具体的には決めていませんが、シナリオ開始よりも年単位で前です。彼が生徒だった頃に石に関する噂は既にあり、南雲高校の歴史やレネゲイドの事も把握していた彼はその噂が真実であると信じていました。苦労の甲斐あって“賢者の石”を最初に発見し、同化へと至りました。以後は計画の準備を進め、シナリオ本編に繋がる、という流れ。
Q.なんで榎本は及川みたいにならなかったの?
A.榎本はあの“賢者の石”を「欲望に強く反応する」と評していましたが、それは前述の「願いを叶える」というシステムに基づくもの。
榎本の願いは「他人の願いを叶える」なので彼単独ではそもそも叶えようがなく、及川ほど適合した存在にはなれませんでした。逆に彼の願いはあの“賢者の石”のシステムと合致していたので性質を歪めるようなレベルの干渉ができた。
Q.及川が「逸材」なのはどうして?
A.強い願いを抱いていた事もそうですが、一番は「あれもこれもと欲しがるから」です。土浦や五木はそれぞれが抱いていた願いを叶えればひとまず満足しますが、及川は「皆を守りたい」という願いを叶えたら次は「一人ぼっちになりたくない」とか「ずっと幸せでいたい」とかの「次の願い」を抱くので「欲望に反応する」という性質を持つ“賢者の石”がずっと反応しっぱなしになる=出力が最大のまま維持される、というロジック。
彼女が欲張りなのはネガティブな性格なので何かを得ても安心しきれない所とか、満たされない欲望という「飢餓」の衝動による影響が多少あるとか……まあそういう所から来ているんじゃないかなと思います。単なる考察なので実際のところどうなのかはあんまり分からないですし、本人に聞いても「どうなんですかね……?」くらいにしか思わないのではないでしょうか。
3話トレーラーにも書いた通り欲望そのものは悪ではないと自分は思いますし、彼女もどうにか折り合いを付けたり「欲しいけど別にいいや」と思えるくらいになればいいと思うので、まあこの先も大丈夫だと思います。
Q.なんで校舎に地下室があるの?学長とかは知ってたの?
A.ぶっちゃけるとシナリオの都合です。地下室までのルートをぼかしているのも描写することによる不都合の方が多そうだからです。
一応その手の疑問が出てきた場合は「今の学長などの人間は何も知らず、校舎を建てた当時の学校関係者や施工した建設会社は亡くなっているor連絡がつかないので情報は得られません」とするつもりでした。後付けで何か生やせそうなら生やすか、くらいの心持ち。
Q.天海が土浦や五木の事件を解決できなかったのはなぜ?
A.土浦の時は夜中だったので天海は自宅に居り、現場に到着する前にPC達が先に解決したからです。基本的にレネゲイドや“賢者の石”関連の異常は“スペクター”が感知していますが、まあ天海が用事か何かですぐに連絡を取れない状態にあったんだと思います。
五木の時は天海がピンポイントで弾かれるようになっていたからです。五木は天海に対してコンプレックスから来る隔意を抱いており、それがあの空間にも表れています。本当に天海ピンポイントなのでPC達は知る由もない。
Q.及川って心臓に“賢者の石”あるけど大丈夫?
A.大元の“賢者の石”はほぼ砕け散ったので上記で述べたりしたような性質は消滅しており、平静時であれば体調面は特に問題ないです。
レネゲイドの侵蝕が強まったりすると体表から少し鉱物が生えてきたりしますが、安静にすれば元には戻ります。少しではあるものの彼女の身体能力なども強化されていますが、普通の人間の範疇なので特に違和感は持たれないでしょう。
ちゃんと調べない限りはバレないのである意味では体内にあって良かったかもしれない。
これに関しては及川の処遇がPCに左右されるなら無理に“賢者の石”が残っている事にしなくても良かったかもなぁと思っている。EDや今後のシナリオなどで触れる余地残しておくか、くらいでしかなかったので。
Q.及川の孤児院でジャームが発生した原因は?
A.不明。人為的な痕跡はみられず、現場の調査を行ったUGNエージェントは偶発的な事故として報告しています。
ちなみに孤児院は損壊が酷い上に職員も居なくなったので閉鎖し、現在は更地。
Q.榎本居なくなったけどPCたちの担任どうなったの?
A.考えてないです。まあ水無月先生がやるとかその辺りが(TRPG的にも)丸いのでは。
Q.NPCの進路希望を教えてください
A.及川は公務員で提出しました。「UGNも公務員みたいなもんですし。公的組織ではないですけど。」との事。
土浦はシナリオで述べた通りスポーツ医療関係。勉強は頑張ってるそうです。
五木は大学進学……なのだが、流石に勉学が追い付いておらず、浪人の可能性大。母親とは大喧嘩しましたが、周りが執り成してくれたのもあってとりあえず落ち着きました。薄っすら教員かUGN職員になろうかなぁと考えているらしい。
天海は普通に良いとこの大学を目指して勉強しています。五木とはよく喋るようになり、勉強を教える事も多々あるらしい。
“スペクター”は天海に着いていってます。最近はすごく暇。
Q.土浦はSwitch2買えたの?
A.2回目の招待販売で買えたっぽい。
Q.及川って結局メイド服着てくれるの?
A.クラシックとかジャージメイドならまあ、着てくれるのでは。
際どいヤツとかは頼む人や頼み方、あと本人の機嫌次第。
覚えている事は概ね書いたと思う。
シナリオを作る時はタスクやセリフを幾らか書いてるくらいのメモ書きレベル(1シナリオで大体4000〜5000字)だし、回してる時は頭の中にある話の流れや各種設定からその場その場で引き出しているので後から振り返ると割と分かんなくなりがち。
合計プレイ時間約24時間+期間にして2ヶ月と、長めのCoCシナリオくらいのキャンペーンでした。
PLの皆様、お疲れ様でした。